キャラクターからつくる物語創作再入門 「キャラクターアーク」で読者の心をつかむ
キャラクターからつくる物語創作再入門 「キャラクターアーク」で読者の心をつかむ
『キャラクターからつくる物語創作再入門 「キャラクターアーク」で読者の心をつかむ』
K.M.ワイランド=著|シカ・マッケンジー=訳
発売日:2019年3月26日
本体価格:2,200+税
判型:A5判・並製
頁数:248頁
ISBN:978-4-8459-1822-5
ストーリーにさらなる輝きを与えるための、本当に知りたかった創作メソッドがここに!
あなたの物語に足りないのは、キャラクターアーク(登場人物の変化の軌跡)だった!!
キャラクターアークを理解すれば、物語の中でキャラクター(登場人物)が躍動する!!
なぜならキャラクターアークを書くことは、物語を書くことだからだ。
人物がたどる変化の軌跡=「キャラクターアーク」
《キャラクターアークの三つの基本形》
・ポジティブなアーク
・フラットなアーク
・ネガティブなアーク
キャラクターアークを作るには、まず何を考えればいいのか。
ストーリーの構成とはいつ、どのように関係し合うのか。
キャラクターアークはどんな働きをするのか。
作品の長さや内容、ジャンルに関わらず、優れたキャラクターアークを確実に作る秘訣とは何か。
キャラクターと物語構造についての理解が一気に深まる一冊。
物語創作をするうえで「人物」と「プロット」を分けて考えるのは大変危険です。
どちらか一つをおろそかにすればストーリーは危機に陥ります。
なぜなら人物がプロットを動かし、プロットがキャラクターアークを作るからです。両者は切っても切れない関係にあるのです。
プロットの構成を考える人はたくさんいますが、登場人物とその人物がたどる変化の軌跡(=アーク)に対する意識はおろそかになりがちです。人物を素直に描いていけば、心情の移り変わりは自然に表れるはずだと思われているからです。
しかしそれは大きな間違いです。
「プロットと人物は一心同体」というのはプロットの「構成」と人物の「アーク」が一体だということを意味します。
言い換えれば、人物の内面の移り変わり(=アーク)がしっかり構成できれば、プロットもテーマもしっかりと安定したものになるということです。
本書は、人物がたどる変化の軌跡=「キャラクターアーク」に注目し、キャラクターアークの基本形な三つの型について詳しく言及しながら、登場人物とストーリー構成がいつどのように関係し合うのかを説明しています。
登場人物の容姿・性格・属性・背景などをひたすら紙に書き出すだけでは、キャラクターは動き出しません。
「読者の心をつかんで揺さぶり、趣味の域をはるかに超えた深みのある作品」を書くためには、キャラクターアークへの理解が必要不可欠なのです。
キャラクターと物語の関係性を徹底的に掘り下げた、これまでになかった実践的創作術。