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貧しい出版者 政治と文芸と紙の屑

貧しい出版者 政治と文芸と紙の屑

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『貧しい出版者 政治と文芸と紙の屑』
荒木優太=著
発売日:2017年12月22日
本体価格:2,800+税
判型:四六判・上製
頁数:312頁
ISBN:978-4-8459-1705-1

貧しくたって、読みたい、書きたい、届けたい。

同時代の小説家/活動家でありながら、出会うことのかなわなかった小林多喜二と埴谷雄高。彼らを軸に、政治と文学の不思議なつながりを鮮やかに描き出す、貧しくも冒険的な文学研究の書。
新進気鋭の在野研究者、荒木優太の処女作が大幅増補で堂々の復活!!

2013年に『小林多喜二と埴谷雄高』という書名で自費出版され大きな話題となった処女作(本書第一部)に、新たな序文と論考群(「第二部 貧しいテクスト論四篇」「第三部 自費出版録」)を加え、待望の書籍化!!

ネットワークに憑かれているアクティヴな意識高い系と、
ネットワークに疲れてひきこもる単独者と。
同志に密告されて虐殺された戦前共産党の非転向の英雄と、
政治から遠く離れて『死霊』なる長篇小説に戦後を捧げた転向者と。
つまりは(?)、政治と文学と。

紙で闘った二人の小説家/運動家は同じ政治組織に属していながらも一度として出会うことはなかった。
だが、彼らの遺した紙屑=ミッシングリンクはたしかにその「つながり」を伝えている。
そして、現代のウェブ環境を生きる、我々の貧しい「つながり」の命運もそこに。
有限なリテラシーとライブラリーのなかで「アクティヴィスト」と「ひきこもり」を横断しながら、
ありえたかもしれない出会いの場所を望見=冒険する。

闘え。すなわち、読んで、書いて、届けろ。もしも世界を変えたいのならば。

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