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【僅少本・傷み汚れアリ】日本のシビックエコノミー 私たちが小さな経済を生み出す方法

【僅少本・傷み汚れアリ】日本のシビックエコノミー 私たちが小さな経済を生み出す方法

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『日本のシビックエコノミー 私たちが小さな経済を生み出す方法』
紫牟田伸子/フィルムアート社編集部=編
発売日:2016年3月25日
本体価格:2,000+税
判型:A5判・並製
頁数:248頁
ISBN:978-4-8459-1567-5

市場経済と重なるけれども、ちょっと違う。
社会全体に新しい循環をつくり、大きな社会問題に立ち向かう
「小さな社会変革」=シビックエコノミー !!

本書は2014年刊の『シビックエコノミー 世界に学ぶ小さな経済のつくり方』(00著、石原薫訳)を受けてつくられた、「日本における初めてのシビックエコノミーの入門書」です。
いま世界中で、既存のジャンルを横断し、民間・行政・第三セクターの枠を超えたシビックエコノミー=「市民主体の新しいエコノミー」が生まれています。
たとえば、孤食を避けるための地域のハブとなる場づくり、空き家問題のためのリノベーション、市民出資によるエネルギーの事業と地産地消、地域の人と素材にこだわるものづくり、生産者と消費者(地方と都会)を深くつなぐメディア……。規模の大小はあれど、いずれもパブリックマインドをもち、柔軟にその地域に溶け込んで「新しい循環」を生んでいます。このような動きがかつてないほど活性化しているのは、全世界的に、近代社会が構築したシステムが限界を迎え、金融・経済・政治など制度の停滞や利益構造の硬直化がおき、これまでのやり方では難しい局面を迎えているからこそ、でしょう。

「シビックエコノミー」を先導しているのはイギリスですが、では日本では、どのような地域にどんなイノベーションが生まれているのでしょうか。さまざまな地域やコミュニティを調査し、検証し、当事者に話を聞くなかで見えてきた日本ならではの創意工夫を、このたび1冊にまとめました。

本書ではまず、イントロダクションで「シビックエコノミー」に必要なこと、特徴、日本ならではの定義を試みました。続くPART1では、その定義のもと、20の国内の事例をとりあげ、
・これまでの変遷と展開の仕方
・他地域でも応用できるポイント3つ
・周辺地域や社会に与えた影響(=ソーシャルインパクト)と今後の課題
・類似事例
をイラストを交えて、それぞれコンパクトに整理しました。

国や企業、行政中心の「大きなもの」や、公共、共有資源の在り方、仕組みがよくわからないまま流されてきたものに対して、今こそ、私たちひとりひとりが、じぶんの手でつくりだす方法を考えます。

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